ご見学を歓迎いたします。お気軽にご相談ください。

TEL (0853)73-7170
トップ > 萌だより > 高齢者・身体拘束事例の研修を行いました。

萌だより

2021/10/26

高齢者・身体拘束事例の研修を行いました。

令和3年10月中旬

 

本日は、全職員にて『身体拘束事例の研修会』を

行いました。

 

先ずは、高齢者虐待の実態を学ぶべく、厚生労働省に

調査結果から重症度別や施設職員の虐待要因、

5種類の虐待について具体例を交えながら勉強しました。

具体的には、

高齢者虐待における認知症の重症度別では、

認知症日常生活自立度Ⅲが最も多いそうです。

また、虐待発生要因で最も多いのは、

教育や知識、介護技術などの問題ということです。

これは、接し方や技術が未熟であることで

力任せにしたり、分かってもらえないことへの

苛立ちから、暴言や暴力に繋がるのだと思います。

 

このような基礎知識を学んで頂いた後は

事例から『明らかに虐待である行為』と『グレーゾーン(不適切なケア)』について

個人ワークと各ユニットでグループディスカッションを行いました。

グループディスカッションでは、

司会と書記、発表者の3つの役割分担で行い、

15分の討議後に発表となりました。

それぞれに様々な視点から発表を行いました。

この事例については答えはなく、

多くの視点で虐待とは何かを学ぶことが目的です。

また、教材からの印象的で全職員が頷いていた言葉が以下です。

 

『言葉遣いで、ため口で話すことは相手と対等の立場でものを言う意味で、

親しい人同士での話し方でくだけた言い方です。

しかし、利用者様が年長者であるのですからため口はどうでしょうか?

利用者様に対する尊重が求められているわけですから、

ため口はいけないのではないでしょうか。

私たちは、真の利用者様の心のニーズ把握をするために

信頼関係が求められます。親密な関係ではなく、信頼関係であることを

忘れずに』

 

とても印象的な言葉に、私たちケアをする職員全員が心に誓ったフレーズです。