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萌だより

2021/10/29

【社内研修】コミュニケーションや声かけを上達させる為の研修

令和3年10月

 

今日は階層別研修を行いました。

今回は、施設職員の要望であった

『コミュニケーションスキルの上達&

認知症の正しい知識と対応』について

声かけのコツを中心に参考文献を通して学びました。

 

当施設の職員がいつも念頭に掲げるのが

「利用者様に笑ってもらいたい。不安な想いに

寄り添って、安心して頂ける声かけをしていきたい」

とビジュンを描いています。

 

そこで、今回の研修のゴールは、2点掲げました。

①視野や難聴が低下した利用者様を想定した安心できる声かけを身に付ける。

②会話をつなぎ、広げることが出来る声かけのコツを掴む。

の2点を研修終了後に自信が持てるレベルまで持っていこうと

研修を行いました。

 

先ず、行ったのが

『目隠し案内をする』です。

視野や聴覚が低下した利用者とのコミュニケーションが

いかに難しいか、どんな方法や声かけだと安心かを実践しました。

実践では、

椅子に座っている方をトイレへご案内し、元の席に着席して頂くまでを

想定して行いました。

介助者となる職員は模索しながら一つひとつ丁寧に

説明をし、片手引きや両手引きのどちらがよいかを

確認しながら行いました。

 

行った職員の感想と改善点を話し合いながら

まとまった意見は以下でした。

1.まずは今からどこへ向かうのか、お伝えすること。

そして、「あと5歩、前に進みましょう」「今から扉を開けますよ」など

先の情報や明確な数字(歩数)をお伝えすることが安心される。

2.ご本人に手すりやテーブル、椅子や扉など自身で触ってもらうのが

距離感や姿勢維持に繋がり、安心しやすい。

3.「大丈夫ですよ」「私がちゃんと責任を持ってしますよ」と安心して頂ける

声かけで信頼関係を築くこと。

 

という意見がまとまった意見でした。

感想としては、

「ご不安な利用者様にいかに安心して頂くか、非常に気を配り

一つの工程が終わるたびに、安どしました」

「白内障の手術をされている方やご高齢の方は少しずつ見えにくくなられている

こともあり、細かな情報をお伝えすることの重要性を知りました」

ということでした。

 

次に行ったのが

『YES.AND』です。

これは、高齢者の皆さんと楽しく会話ができる人ほど

「会話をつなぐ・広げる」のが上手いんだそうです。

また、質問攻めは説明する方の負担になる為、

相手の話題をまず工程し広げるYES.ANDトレーニングで

会話力の向上を図りました。

これは、2人1組になってAさんが「〇〇に行きたい・食べたい」等の

話題を一つ決め、それ以降はBさんが「いいですね!〇〇に行きましょう」

Aさんが「いいですね!〇〇も良くないですか」などと肯定して

次に話題を付け加えるトレーニングです。

 

実際にやってみると「難しい・・」と言っていたものの、どの職員もこの表情でした💦

ただ、職員の感想としては

「難しいですが、話が盛り上がりいつの間にか笑いが絶えなくなりました(笑)」

「だんだん話をしている間に前のめりになって話してました」

「こちらの気持ちが分かってもらえるし、話ものっていくので

楽しい感情がとても残りました」

という気持ち良い感想ばかりでした。

 

 

このような研修を月1回行いながら

日頃のケアを見つめなおし、利用者様にたくさん笑って頂ける

施設を目指していきたいと思います。