萌だより
2022/4/08
【職員研修】虐待防止研修について学ぶ✎
令和4年3月中旬
本日は、虐待防止の意識を高めることを目的として
教科書の題材をもとに研修を行いました。
今回は、虐待事例からどうすればよかったのかを
自己で考えることとチームで話し合うことを
行いました。
【事例1】利用者様より「職員さんにお茶を頼みたいが、その職員が
怖くてものを頼めない」という苦情が別の職員に入りました。
その職員は経験年数が長く、他の職員は意見が言えない現状です。
また、その職員は水分摂取をさせなかったり、利用者様からの問いかけに
無視をしたりとネグレクトが常態化していたということでした。
この常態化になる前に、何をどうすればよかったのか?という議題でした。
個人→チームで話し合ってもらい、2チームでの意見でのまとまりが以下のように
なりました。
・利用者様に言われる前に主任やリーダーに伝えるべき。
・普段から利用者様の声に耳を傾けておくべきだった。
・研修を行って、知識を持っておくべきだった。
・苦情委員会を開催すべきだった。
・意見が言える職場作りが大切である。
【事例2】
利用者への対応で「虐待か否かを悩む事例」を自身の体験から3つ挙げて
チームで共有し、皆で解決する。
それぞれの職員が過去に虐待?と思う体験を話し、各々が頷く場面がありました。
例えば・・
・気持ちが急いでいると車いすを強く押してしまったことがある。
・自分の意に反したことをされた時にため息が出てしまった。
・介助が重なると「ちょっと待って下さい!」と言ってしまったことがある。
・トイレの声掛け時、皆さんの前で難聴の方に大きな声で「トイレへ行きませんか」と
お声掛けをしてしまった。
→車いすを押してしまったことやため息については、冷静に仕事を行うことや
ちょっと待っては具体的に「〇〇なので、〇分お待ち頂けませんか」と
ご本人に具体的に理由を添えてお伝えするようにしようと共有しました。
→声かけについても耳元で「お手洗いに行かれませんか」など尊厳を踏まえて
声かけをする、などの職員間での解決策が出ました。
このように、若手、中堅、ベテランがお互いに経験を話し合うことで
解決策が見いだせて虐待防止に今後も取り組んでまいります。