萌だより
2020/9/26
高齢者におこりやすい皮膚トラブル・肌管理の研修会。
令和2年9月
これからの時期、肌のカサつきや肌荒れが
気になる季節になります。
特に、高齢者の皆様は肌の皮脂量が少なくなる為
皮膚トラブルが非常に多くなります。
そこで、山田皮膚科 山田院長にお越し頂き
『高齢者におこりやすい皮膚トラブル・肌管理』と題して
研修会を行いました。
先ず、皮脂量は年々低下し、高齢になると65歳以降は
乳幼児と同じ皮脂量となるそうです。
その為、スキンケアがとても大切になりますが、
季節性としても秋や冬は夏の1/3の肌水分量となる為
余計にケアが大切になります。(肌水分量が1/3に減るのは20代も同様です)
そして、肌トラブルとなりやすいのが
お風呂だそうです。例えば、日本人は熱いお風呂が好きですが
40度以上のお風呂は乾燥肌を引き起こします。
更に、ゴシゴシ洗うことは角層セラミドを減少させる為
痒みや乾燥を引き起こすそうです。
それが影響すると、痒みによる睡眠障害になります。
そこで、秋冬は汚れる部位のみ優しく洗うことや
入浴後すぐに保湿剤を塗ることが乾燥を予防し、荒れた肌を補修します。
また、身体を洗う時は『綿タオル』が皮膚のバリアを壊さないそうです。
上記以外にも褥瘡や疥癬などについて勉強しました。
グループホーム萌では、
利用者様の肌管理を徹底して行い
皮膚トラブルとならないように
観察と保湿剤を乾燥する部位に毎日塗らせてもらい
予防を図っております。