萌だより
2022/1/24
介護記録の書き方研修会を行いました✐-Part1-
令和4年1月中旬
本日は、介護記録の書き方研修会を
行いました。
毎日記入する介護記録には、
どのような目的があるのかを
再確認する研修となりました。
参考文献をもとに職員全員で学びます。
先ず介護記録を書く目的は何でしょうか?
それは、大きく3つあるそうです。
①ケアチーム間や関係者での情報伝達を行うこと。
⇒具体的には、ケアチーム間やご本人・ご家族との情報伝達ツールであることです。
②介護者および施設を訴訟などから守ること。
⇒具体的には、介護記録は訴訟の際に介護行為を証明する証拠書類ともなります。
介護職が適切なケアを行ったという証明でもある訳です。その為に、ケアを行った
介護者を守るための記録という意味合いもあります。
③ケアの質を示すこと。
⇒具体的には介護記録を見れば、毎日同じことをしているのか行事などで楽しんでいる様子が
分かります。その為、記録を振り返り行ったケアが適切かサービスも適切なのかを
示す資料になります。
全て大切なことですが、後ほど聞いた職員の感想として
②の訴訟については「身が引き締まりました」という職員が多数いました。
これらの目的を再確認した上で、
文例を元に介護記録の適切な文章の書き方を学びました。
最も職員が頷いた文例が以下でした。
『いつものようにまずまず調子の良いご様子』
普段私たちの会話でも使いがちです(笑)
但し、専門家の方の解説としては『いつもの』『まずまず』は
主観的な表現で第三者が見てもわからない。『いつも』とはどの日のこと?
『まずまず』とは利用者のどの状態のこと?
確かにその通りですよね。
改善した介護記録の例としては
『ご本人より「今日は昨日よりも痛みが少なくて、身体の調子が良いです」とのこと。
「ホールへ出られませんか?」と声かけすると「はい、行ってみましょう」と微笑まれる』
少し長い文例ですが、とても分かりやすくご本人の状態や表情も分かります。
パート2へ続きます・・