萌だより
2021/12/04
『色カルタ』を使って想いをお聞きすること。
令和3年12月上旬
今日は、日中の気温が10度と大変低く、
しとしとと雨も降っており、体感は気温以上に
冷たく感じました。
数名の方と一緒に、本日は
『色カルタ・クオリアゲーム』で皆さんと
たくさんの考え方や昔の思い出を教えて頂きました。
※企画書です。
※実際に皆さんと行う様子です。
『色カルタ・クオリアゲーム』は、幼いころにカルタ取りを
皆さんされた経験があります。今回のカルタ取りは
取り札に文字や絵が書いてありません。
様々な色がついているだけなので「色カルタ」と呼ばれるそうです。
普通のカルタとは違い、枚数を競争することなく
「なぜその色を手にされたのか」をお聞きすることです。
例えば、その質問には「今日の洋服の色は?」「着てみたい服の色は?」「今日の昼食の色は?」
「お母さんの色は?」「好きな果物の色は?」などの質問に
皆さんそれぞれに色を選んでもらい、なぜその色かをお聞きするということです。
(引用:著書彩色ケアが認知症を変える!~色カルタでよみがえる世界~メディカルサイエンス社)
カルタを行った30分間、皆さんと選んだ色や理由、昔話を
たくさんお聞きしました。
特に、印象的だった質問では
「着てみたい服の色は?」「お母さんの色は?」
という質問でした。
着てみたい服については、
鮮やかな赤や緑が多かったです。
ただ「赤は恥ずかしくて着れんわ(笑)」「鮮やかな緑は一回ほどでも着てみたいに」
と話して下さいました。職員からは「では、プレゼントしますね🎁」とお伝えすると
皆さん大笑いでした(笑)
また、「お母さんの色は?」については
薄いピンクや淡い茶色など様々に選ばれました。
理由をお聞きすると「なかなか厳しい母でね」「うちは、働き者でね、ほんに苦労してましたよ、
でも6人兄弟をよく育ててくれました」とお話され、
その後もご兄弟のお話やお母さまの性格やお仕事のことなど
なかなか普段ではお聞きできないことを聞くことが出来ました。
最後は、大判焼きを食べながらお茶会をしましたよ!!
「昔の話なんか、久しぶりにしたわ」
「お母さんは恋しくなったわ(笑)」
「たくさんお話して、気持ちがすっきりしたし、〇〇さんの話も聞けて良かった」
と感想を言って下さいました。
また、皆さんとたくさんのお話する機会を作り
たくさんの思い出話に花を咲かせたらな、と思います。