萌だより
2021/9/18
拘縮のある方・利尿剤服用の方へのおむつの当て方研修会
令和3年8月
先月、メーカー様にお越し頂いて
拘縮のある方&利尿剤服用の方に対するおむつの当て方勉強会を
開催頂きました。
勉強会の背景として、
拘縮のある方は、どうしても太ももに隙間が出来ることがあり
その隙間から尿漏れが多くありました。
また、利尿剤を服用中に方は尿量が非常に多く、
長時間吸収パッドでも吸収が収まらずベッドシーツまで濡れることが
あった為です。
先ず、拘縮のある方に関しては実際におむつを履いて隙間を職員自身が
実感しました。「あ~」と頷く職員が多数いました。
その後、拘縮の方へのおむつの当て方のポイントを教えて頂きました。
ポイントは
・足ぐりに沿うようにギャザーをフィットさせること・最後にギャザーを織り込むこと。
(特に、拘縮のある方は角度を付けないと隙間が起こりやすく
ギャザーが適度に当たるので、肌が痛くならない)
・拘縮がある足側のテープ止めとパッドを少し折り目をつけると
よりお身体にフィットする。
ということです。お一人のお身体に沿ったおむつの当て方を全職員が勉強させて頂きました・・
次に、利尿剤服薬中の方に関しては、
一般的には、女性の場合にパッドを当てる際に
パッドを内側に織り込んで陰部に沿わせます。
しかし、利尿剤服薬中の方は
尿の勢いが強い為、パッドに収まる前に外に出てしまうそうです。
その為、そういった方への当て方のポイントは、
パッドを包み込むように空間を作り、陰部にあてるそうです。
そういった対応により
パッドから尿が漏れ出すことがなくなるのです。
実際に、勉強会以降は
漏れ出すことがなくなり、やはりお身体やお薬の服用によって
お一人おひとり対応を変える必要があると
実感した研修でした。
メーカー様へ。
御多忙な中、研修会にお越し頂き
ありがとうございました!!大変勉強になりました。