萌だより
2021/9/10
高齢者の口腔ケアと起きやすい口腔疾患の研修会🦷
令和3年8月
本日は、原歯科医院の原院長にお越し頂き
『口腔ケアの基本と高齢者に起きやすい口腔疾患』と題して
研修会を行って頂きました🖊
今回学んだ主な項目は
1.口腔ケア時の正しい姿勢
2.入れ歯の除去、清掃方法
3.歯磨きのやり方と舌の掃除
4.保湿剤の使い方や唾液腺マッサージ
5.口腔疾患の知識
です。
この5項目の中で、特に職員から「学べてよかった」と感想が多かった内容が以下です。
【口腔ケア時の正しい姿勢】
お互いにできるだけ座った姿勢で行い
誤嚥防止の為に顎を引いて頂きます。介助者は同じ目線で位置に立つことを意識します。
【入れ歯の除去について】
入れ歯洗浄剤が除菌効果があり歯石までは除去しないので
歯ブラシでしっかり入れ歯を磨く必要があるそうです。
(入れ歯洗浄剤が殆ど除去すると思ってました・・)
【舌の掃除】
舌ブラシに関しては細菌除去や口臭予防効果がある為、
できるだけ行ったほうがよいそうです。磨き方は『奥から手前に』です。
【唾液腺マッサージ】
介護の間で有名な『パタカラ体操』や『舌の体操、口すぼめ体操』以外に
特に嚥下障害の方に最適なのは『舌下腺のマッサージ』と『耳下腺のマッサージ』だそうです。
以下がそのマッサージの写真です。
『舌下腺のマッサージ』は、両手の親指をそろえて顎の真下からやさしく3回押すそうです。
『耳下腺のマッサージ』は、両手を頬に当ててゆっくり円を描くようにマッサージを3回します。
職員からは「これはツボ押しにもなって気持ちがいい」と言っていました(笑)
【歯ブラシの選び方と磨き方のポイント】
歯ブラシは、出血しやすい方はやわらかめのブラシが良いそうです。
また、ヘッドの大きさは小さめで毛束が真っすぐのほうが歯面に当たりやすいということでした。
更に、磨き方は150-200gの強さで・・ということでしたが、なかなか難しいです💦
この度の勉強会後には
各ユニットに分かれてお一人おひとりの義歯の確認や歯ブラシの種類、
モアブラシの見直しも行い、より口腔内を清潔に保って頂くように職員間で
話し合いをしました。
最後に、
お忙しい中勉強会を開催下さいました
原院長に感謝申し上げます。
学んだことをお一人おひとりの口腔内を清潔に保てるように
より一層ケアに努めてまいります。
この度は、ありがとうございました。